・生理前になると頭痛、吐き気がする
・雨が降ると頭痛がする
・産後、よく頭痛がするようになった
・目の奥がよく痛くなる
・ひどい時はめまいや吐き気がする
頭痛は、いろんな問題が考えられますが、ここではゆがみで血管や神経を圧迫することで起こる頭痛についお伝えします。
骨や膜がゆがむのは、「姿勢」や「事故や外傷」による衝撃によってゆがむことがあります。交通事故でのむちうちから頭痛が続いている方や仕事などで長時間の同じ姿勢や無理な姿勢を続けることで筋肉の緊張から起こる頭痛があります。
また、最近はマスクを長時間つけることでの圧迫による頭痛も増えてきています。
思っている以上に、頭は重いです。頭を支える首は7個の骨が重なり、脳からでた神経や血管は骨の横を左右通ります。頭側の骨から1番、2番といいますが、この1番目と2番目の骨は首を回す動きの50%がこの骨でおこなわれています。
特に、2番目と3番目のゆがみはよくあり、1番目と後頭骨(頭の後ろの骨)のゆがみも施術では重要になります。そんな首の骨にのっている頭は、体重の10%の重さ平均5キロと言われています。5キロの米が頭にのっているようなもの。
◆正常:首の角度0度→首にかかる重さ5キロ
・首の角度15度→首にかかる重さ12キロ
・首の角度30度→首にかかる重さ18キロ
・首の角度45度→首にかかる重さ22キロ
・首の角度60度→首にかかる重さ27キロ
通常、デスクワークの姿勢で30度の角度18キロ、携帯姿勢で45度の角度22キロが首にかかります。
この重さが首1本にかかっていると思うと、頭の角度が変わるだけで首の筋肉、骨、靭帯にかなりの負担がかかるのが理解できると思います。
首の筋肉の緊張でバランスが崩れると首の骨がゆがみやすくなります。骨と骨の関節(椎間関節)のかみ合わせが少しズレることで首の動きが制限され痛みがでます。
頭側の首の骨1番、2番は脳幹と言われる下の位置にあり、神経や血管が集中しています。延髄と呼ばれる生命維持の役割をもち脳幹の一部で、首の骨の1番、2番によって守られています。
延髄は、呼吸、嚥下、嘔吐にも関わり、吐き気は延髄が関係します。
脳幹を1番、2番で守っているところがゆがむと、脳幹や脳から体に向かう神経や血管、脳脊髄液が圧迫され、硬膜がねじれ、神経の伝達がうまくいかず自律神経のコントロールの働かなくなりバランスが崩れます。
首の骨1番、2番と頭の後ろの骨に付着している後頭下筋群が緊張することで迷走神経(内臓にいく神経)への刺激が減少する。迷走神経の働きが鈍くなると、副交感神経の働きが弱くなることで、交感神経が優位の状態になります。
・後頭か筋群が硬くなる
・後頭か筋群から頭の後ろにかけての頭痛
・目の後ろの不快感・圧迫感・痛み
・慢性的な痛み
交感神経が優位になると
・消化吸収の問題
・イライラ、不安障害
・物事を冷静に考えられない
・体が硬くなる
・睡眠障害 など
頭の中から背骨の中を通って仙骨(骨盤)まで流れている脳脊髄液は、後頭骨(頭の骨)と仙骨(骨盤)のポンプ作用で循環していて、脳と脊髄を包んでいる硬膜とくも膜の間を循環しています。
首の骨の1番、2番と仙骨(骨盤)に硬膜は付着していて、脳脊髄液を包んでいる硬膜がねじれたりゆがんだりすると下を流れている脳脊髄液の循環が低下します。
硬膜の下を脳脊髄液が流れているので、首の骨1番、2番もしくは仙骨(骨盤)にゆがみが生じると硬膜全体もゆがんでしまします。
脳脊髄液が低下することで脳に十分な栄養が行き渡らなくなり、脳から老廃物が排出されなくなることで、脳と脊髄の機能が低下します。
それにより、「頭痛」「めまい」「慢性疲労」「自律神経の問題」などが引き起こされます。原因が分からない頭痛は、脳脊髄液が低下している可能性があります。
ゆがんだ骨は関節運動の異常を起こします。慢性経過している場合、周囲の筋肉も硬くなり、他の骨が動きを代行することが起こります。これを、放置すると他の関節の動きにも異常を起こします。
・感覚神経が過敏になる
・反射的に筋肉に負担がかかり、慢性的に痙攣を起こす
・血液供給量の減少により軟骨、椎間板などが弱くなり変性を早める
・自律神経が慢性的に不安定になる
・部分的に負荷が集中して骨、関節が変形していきます(特に下部の腰の骨または首の骨、膝、股関節に多い)
強い刺激をあたえる施術ではなく、リラックスした状態でやさしい施術をおこなっています。不調が続いている方は、早めにご相談ください。
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